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こういうグッズには目がないので、買っちゃいました。

時代は遡ります。今も動いている、ポータブル空間清浄器というものを買った12年前に。



当時は独立して健在だった三洋電機株式会社が開発した、次亜塩素酸を用いた空間除菌デバイス。
車に乗せて使える製品でした。この頃はインフルエンザウイルスだったり、花粉だったりともちろん空気に関わる話題はありましたが、もちろん今ほど熱くはありませんでしたね。

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今回買ったのは、パナソニックの除菌スプレー。三洋電機の持っていた除菌電解水の技術は、今は別の会社でシリウスという会社が、当時のブランド名Virus Washerを使って空気清浄機を作っています。
パナソニックは三洋電機のを継いだのか、よくわかりませんが今ではCMでよく見かける、「ジアイーノ」として開発が進んでいます。

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今回の製品は出先で気になるところを除菌できるデバイス、として作られているのでスプレータイプです。

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下の段には専用の塩水セットと乾電池が入っています。
三洋電機の製品は一般の水道水を電気分解して除菌電解水を生成していたのですが、今回は専用の塩水(最初は付属)がいるんですよね。そこが手間であったりするので面倒な人には合わないかな、と思ってしまいます。(まあそんな人はなにも気にしないでしょうが

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サイズを見てもらえばわかるように、同社のポータブル電動歯ブラシなみには太く、長いです。ポーチは長い幅が15cmあれば入りますね。

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キャップを外せばスプレー部分が現れます。

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さらにスプレー部分を回すと塩水を入れる口が出てきます。
ここにさっきの塩水パックを開けて入れてやる作業が必要です。
そのあと、電解ボタンを2秒ほど押すと、アルカリ性電解水(電解次亜水)を生成して使えるようになります。
1回補充すると、50回はシュッシュできるようです。
ただ、電解水は時間とともに濃度が降下するので、4時間たったら再度生成しましょう。
ちなみにですが、この製品はジアイーノと同じくpH8.5の弱アルカリ性です。

使い方は除菌したいものにスプレーして拭き取ります。布でも、木でも、金属でも。
ただ、人にかけるものではないので、そこだけ注意です。
プールの除菌や水道の浄化、食べ物の洗浄など様々な分野で使われていて、安全でごく一般的な手法ですので安心です。

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1度電気分解すれば4時間は有効濃度が保たれる、とのことなので短時間の持ち運びなら電池は外してもよいでしょう、スプレーのプッシュは人力ですし。

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本体が6000円台に、塩水パック(最初は10セットついてくる)が、90本入り1100円。
コロナ対策製品として、オンラインサイトを見ていてもそこそこ売れているようですね。レビューがちょこちょこ出ています。

大手メーカーからこういう小さなポータブル除菌デバイスとしては初めてではないでしょうか?
もっと高いかと思ってましたが6000円程度なので、ウェットティッシュ持ち運びに困っていたり、アルコールだとモノが傷んでしまう、という人にはオススメできますね。



<メリット>
・有効塩素濃度の電解水がいつでも生成できる
・持ち運べる(15cmの奥行きあれば入るくらいのサイズ)

<デメリット>
・調整された専用の塩水が必要
・拭き取るモノ(ティッシュやハンカチ)が必要

以上、除菌スプレーのレビューでした。